新年開けましておめでとうございます。
おくり化粧こころねも、令和2年。晴れて開業2年目を迎えることが出来ました。
これもひとえに皆様のご支援の賜物でございます。本当にありがとうございます。
私たちは常にどなたかと出会い、別れを繰り返しています。出会わずに終わる人の方が圧倒的に多い世の中で、あなたと出会えた意味を、心で感じてまいりたいとおもいます。
皆さまにとって、こころねにとって良き出会いと、別れがありますように。
初夢のはなし
さて、私の初夢はというと……
なんだかな〜って感じなんですが。
やっぱり死化粧をしていました。笑
しかも鼻を。笑
今年のキーワードカラーは
なにやら赤と茶のようですね。
生きている人と、写真とを見比べて色を研究している夢でした。
亡くなられたその方の青白い肌に必要なのは圧倒的な赤と茶でした。
そして艶。
そんな夢のはなし。
去年1年を振り返って
この1年黙々と450体以上の故人様と向き合ってきました。それは研究にも近いものがあったように思います。
その数は湯灌屋さんで勤めていた時の半分にも満たない数ではありましたが、一件一件の死化粧に物理的にかける時間と情熱はやはり特化したから手に入れられたものだと実感する毎日でした。
例えば、湯灌師としての仕事には他さまざまな仕事があります。挨拶→機材のセッティング→故人さまの脱衣→かけ湯の儀式→お風呂→身体の処置→故人さまの着付け→化粧。
ざっと並べてもこれだけの工程を1時間で行わなければなりません。しっかりとした儀式を行う中での1つのフィニッシュを決めるのが死化粧でした。そのため与えられた時間は、良くて15分から20分。10分で仕上げることもざらにありました。
今現在、お着替えをすることも、お身体を湯灌していただくこともありますが、時間にしますと、死化粧に与えられた時間は25分から40分くらいかな。
損傷の激しい場合は、処置とメイクだけで1時間かけることもあります。
ただし、時間をかけるかかけないか、が仕上がりの良し悪しを決めるものとは必ずしも言えないのは確かです。さっと仕上げが必要な場面もありますので、時間コントロールの自由自在性と、自身の在り方の変幻自在性が死化粧師には必要不可欠かなと。
しかし、物理的に与えられた時間は、明らかに小さな髪の毛ひとつきれいに拾いあげるような、美しい仕上がりを実現出来るのです。
色選びと素材選び
とても基本的な事ですが、色のチョイスって一番重要。どこに乗せるのかも重要だけど、色の重なりを感じて色を作るという感覚が一番しっくりくるのかな。
素材もだいじ。お肌の状態に合わせてファンデーションのテクスチャーも硬いものから柔らかいものまで使い分けたり少しアレンジしたり。
まぁでも色々悩む必要なく、自然で美しい仕上がりを求めるならグリーネイチャーのご遺体専用化粧品モニークは殆どの故人さまのお肌に馴染み、とっても薄付きで艶がありとても優れていてやっぱり一番オススメ。
昨年は営業や経営、現場仕事に集中していたけど、想定通りの良い結果を残すことが出来たので、今年は、頑張ってブログも更新したいなって思います。
そして、まだ見ぬ仲間と出会える日を楽しみにしています。
本年もおくり化粧こころねを、どうぞよろしくお願いいたします。